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拡張子とは
文書や画像、そして動画や音楽などはファイルという単位で管理されます。文書が保存されたファイル、画像が保存されたファイルなど様々な種類のデータがファイルとして保存されます。
このようにファイルには色々な種類のデータが格納されますが、ファイルの種類を区別する為に使われるのが拡張子です。一般的にはファイルの名前は次のような形式となっています。
ファイル名.拡張子
例えば次のようなファイルを考えてみます。
houkokusho.txt sheet.xls flower.jpg index.html
この場合「txt」「xls」「jpg」「html」が拡張子となります。
「txt」はテキスト文書を表す拡張子なので「houkokusho.txt」はテキスト文書であることが分かります。また「jpg」は(JPEG形式で保存された)画像を表す拡張子ですので「flower.jpg」は画像ファイルであることが分かります。
多くのアプリケーションでは、そのアプリケーションで作成したデータをファイルに保存する時に、そのデータの種類に合った適切な拡張子を自動で付けますのであまり拡張子のことを意識する必要はないかもしれません。なお、どの種類のデータにどの拡張子を付けるのかは概ね決まっています。
拡張子とアプリケーションの関係
1つのアプリケーションで多くの種類のデータを扱うこと場合があります。例えばWebページを表示するのに使われるWebブラウザは、Webページだけではなくテキストファイルや画像ファイルなども単独で表示することが可能です。この時、Webブラウザでは読み込んだファイルの拡張子からファイルに格納されているデータの種類を判別しどのように表示するのかを決めています。
では一つ試してみます。次のようなHTMLで記述された文書を作成します。
<html> <head> <title>サンプル</title> </head> <body> <h1>拡張子のテスト</h1> <p> HTMLで記述された簡単な文書です。 </p> </body> </html>
ファイルを「test.html」と言う名前で保存します。この時の拡張子は「html」でこれはHTMLで記述された文書であることを表します。では「test.html」ファイルをブラウザで開いてみます。
HTMLで記述された文書
ブラウザでHTML文書を読み込むと、文書の中に含まれるタグなどを解釈して適切な表示を行ってくれます。
ではまったく同じ内容でファイル名を「test.txt」と言う名前で保存します。この時の拡張子は「txt」でこれはテキスト文書であることを表します。では「test.txt」ファイルをブラウザで開いてみます。
HTMLで記述された内容をテキスト文書として保存したもの
内容はまったく同じですが、ブラウザはファイルの拡張子からテキスト文書と判断します。そしてテキスト文書の場合は文書の中身に関係無く全てそのまま表示するため上記のようになりました。
拡張子は、その拡張子が付けられたファイルのデータの種類に合ったものを付けるようにして下さい。
代表的な拡張子
比較的良く見かける拡張子についてご紹介しておきます。
html
「html」はHTML又はXHTMLで記述された文書に付ける拡張子です。同じ目的で「htm」と3文字の拡張子も利用されますが、どちらを使っても構いません。
txt, pdf, doc
「txt」「pdf」「doc」は文書に付ける拡張子です。「txt」はテキスト文書、「pdf」はPDF文書、「doc」はMicrosoft社のWordで作成された文書に付けます。
png, jpeg, gif, bmp
「png」「jpeg」「gif」「bmp」は画像に付ける拡張子です。保存する画像のフォーマット毎に拡張子は異なります。「jpeg」の場合は「jpg」と言う拡張子も使われます。なお「bmp」はビットマップ形式の画像ファイルに付ける拡張子で、Windowsでは標準的に使われるフォーマットですがブラウザでは表示できませんので通常Webページで画像を扱う場合は「png」「jpeg or jpg」「gif」を使います。
css
「css」はCSSが記述された文書に付ける拡張子です。決まりではありませんが、一般的にこの拡張子を使用します。
php, cgi
「php」「cgi」はスクリプトやプログラムが記述された文書に付ける拡張子です。いずれもサーバ側で動作するプログラムなどが記述されています。
( Written by Tatsuo Ikura )