XML文書のサンプル
ではXMLについてここから詳しく見ていきたいと思います。まずはXML文書がどのようなものなのかサンプルを見てみましょう。
下記は簡単なXML文書です。
<?xml version="1.0" encoding="Shift-Jis" ?> <venture> <company> <name>ソフトバンク株式会社</name> <url>http://www.softbank.co.jp/</url> </company> <company> <name>楽天株式会社</name> <url>http://www.rakuten.co.jp/info/</url> </company> </venture>
詳細については次のページから見ていきますが、XML文書はテキスト文書ですので、テキストエディタやメモ帳で記述することが出来ます。
作成しXML文書はXMLに対応したビューアーなどを使って見ることができます。一番手ごろなXMLビューアーとしては、InternetExplorerなどのブラウザはXMLに対応していますので、ブラウザでXML文書を見ることもできます。
単にテキストを表示しているようにも見えますが、先頭に"-"が付いている部分があると思いますので、その部分をクリックして見てください。
このように、"-"の部分をクリックすると項目を折りたたんで表示することができます。
また見た目はHTML文書に似ていると思いますが、XML文書を表示する際にはより厳格に構文がチェックされています。例えば下記のようなわざと構文が間違ったXML文書を用意します。
<?xml version="1.0" encoding="Shift-Jis" ?> <venture> <company> <name>ソフトバンク株式会社</name> <url>http://www.softbank.co.jp/<url> </company> </venture>
本来</url>とすべき所を<url>と記述してあります。これをIEなどのXMLビューアーで見ると下記のように表示されます。
上記のようにエラー表示が行われます。テキスト文書やHTML文書ではこういったことは行われませんので、XML文書はキチンとした規則に基づいて作成が必要であり、厳格な構文チェックが行われていることがわかります。
取り合えずここでは、XML文書のサンプルを見ていただいたわけですが、XML文書は直感でお分かり頂けるかと思いますけど、なんらかのデータを分類しながら表現するのに適したものとなっています。そして厳格なルールが適用されていますので、このXML文書のデータをルールに従って分析し、他の用途に応用したりすることが容易で、Javaなどのプログラミング言語で取り扱う場合にも適しています。
次のページからはXML文書を作成する上でのルールなどを見ていきたいと思います。
( Written by Tatsuo Ikura )